昨日、ある著者さんが自著を鞄から取り出し、サインをして献本する場に行き会わせた。私は、つい先日、同じ著作をダウンロードしていたのだが、ふと、電子書籍にも著者献呈のサインをもらえたらいいなと。どなたか、開発してくれませんか?
さて、この著者は書籍と電子書籍を同時出版したそうで、印税のことも聞かせてもらった。通常の書籍は10%のところ、電子書籍は15%とのことだった。後で調べてみると、販売価は紙媒体の場合693円で印税分は69.3円、電子版は460円で69円ちょうどということになる。もちろん、消費税分をどのように処理するか承知していないし、また、小数点以下の処理の実態も知らないから、この計算は正確ではないかもしれない。しかし、某著者様!電子版はダウンロード一回につき、0.3円損していらっしゃいますよ!と言っておこうか。
紙媒体と電子版はトレードオフになっている訳ではないので、むしろ、媒体が増える分、市場へのサーキュレーションが増加するはずであるので、売り上げ(つまりは、印税分)は多くなることになる。とりあえず、0.3円は電子版への著者からのご祝儀!という具合に考えておこうかな。