この3月で私の立場が大きく変わった。70歳で定年退職して、1988年以来、34年間使用していた自分のオフィスを失うことになった。ただ、数年前から、とりあえずは自分の書籍とパソコン環境を同じ組織の別のキャンパスに移す算段をして、「居場所」を確保できている。その状況を記録しておく。
幸いなことに、スペースとしては倍になったとはいえ、基本的には部屋(研究室という看板だが)はミニ図書室の扱いなので(出入り自由で鍵はかからない)、私自身は図書の管理者に限りなく近い。ただし、前任者の図書と私の図書を管理するので、これはこれで心が落ち着くところだ。ただし、運び込んだ図書の未開封の段ボール箱は多数残ってはいるのだが・・・。
仕事用の資材としては、もとのオフィスから所蔵していたMacMiniとiMac(ただし、ScanSnap操作の専用) 、ほかに、Macbook Pro(持ち出して、非常勤講義につかう)とMacbook Air(ミニ図書館の管理用)。ハブを設置して、プリンター(Oki C531n)とAirMac Express(施設のWiFiの補助として)を引っ越ししてきてこちらのネットワークに接続した。また、オーディオも引っ越したので、ひっそりとした音量でBGMも流れている。
私の境遇は、年単位の更新で最長3年といわれているので、それまでの間にこの図書の目録を公開して(所属先の図書館の所蔵図書以外のものもそれなりの冊数が含まれる)、その後も、それを理由に自由に出入りする根拠を作ろうかと思っているのだが。それはそれ、うまくいくかどうかは別の話だ。うまくいかなかったろころで、まあ、いいだろう。