先日、といって5月18日のことだが、オフィスのMacG5のシステムの入ったHDを換装したので、その顛末を記録しておくことにする。
0:そもそもは、G5に実装している250GBが不調を来たし、ディスクユーティリティ(システムDVDで立ち上げた上で)でもトラブルが解消できなくなっていた。不調は異音と不意のシステムダウンがおきる。ディスクを検証し、修復しても回復できない状況であった。そこで、システムごとシステムディスクにバックアップを試みることとした。しかし、ディスクユーティリティでも、うまくいかず、「コピーキャット」を購入して、トライしてみることとした。
1:まず、250GBのHDを2本購入しそのうち一台をシステムディスクにもう一台をバックアップもしくはデータディスクとすることにした。
2:ところが、うまくいかなかった。それは、カタログ上はもともと実装されていた250GBよりも数MB少なかったので、ボリュームコピー(およびデバイスコピー)ができなかった。そこで、320GBを追加購入し、こちらを二つのボリュームに分割してボリュームコピー(もしくはデバイスコピー)を試みることにした。
3:まず、予備スロットに320GBのHDを装着。HD を認識させてパーティションに「MacintoshHD0」の名前を与えた。
4:コピーキャットでシステム起動。デバイスコピーというのを選択。
5:2時間弱で完了し、改めて,オリジナルなHDで起動すると、デスクトップには「MacintoshHD0」はなく、「Macintosh HD」が二つできている。
6:ディスク情報を見ると、二つのディスク状況は瓜二つ。しかも、320GBであったはずのHDが、250GBになっている。???
7:ディスクユーティリティでパーティションはと見ると、70GB近くも空き領域が存在。えっ?確かに,理屈からいえば、理解できなくは。つまりは、ターゲットHDに対して、古いHDと同サイズ領域をセクター単位でコピーしようとしたら、このような結果になるだろうと。それなら、別のやり方があるのでは。マニュアルを見ると、パーティションコピーというものがある。
8:そこで、意を決して、もう一度やってみる。まず、オリジナルHDで立ち上げ、ディスクユーティリティを用いて、パーティションを二つに割って、古いHDを超えるサイズのパーティションと小さいパーティションに分割する。
10:三たび「コピーキャット」で立ち上げて、作業に入る。ところがエラーで落ちる。がーん、前と同じ状況。十分大きくとっているつもりでも、パーティションサイズが合わないらしい。論理的なサイズではなく、物理的なサイズがキーになるらしい。悔しいが、この時点であきらめる。
11:それで、結局のところ、本来320GBだったはずのHDはなんと、250GBとしてうごかすことになった。どうやら、どんなサイズ、例えば、もし、1TBのHDを持ってきたとしても、「コピーキャット」は、オリジナルサイズ以上のデバイスを認識しないので(しかも、自動的にパーティションをきらない)、物理的に1TBであっても、論理的には、オリジナルのHDのサイズと同じ250GBとしてしか認識されないということになる。
12:新しいHDが起動ディスクとなることを確認した上、シャットダウンして、オリジナルHDを取り外し、外していた最初に換装を試みた250GBをセカンドスロットに入れて、新しい、250GBこと320GBをファーストスロットに入れようとする。G5のスロットはとてもスマートで(実は、スペースはたっぷりあるので損なこったことをする必要はないと思われる)、ファーストスロットに入れる場合には、二つともHDを外したあと、ファーストスロットから順に入れないとうまくいかない。こだわりのアップルマジックにしてやられた。
13:いずれにしても、完了。しかし、いずれにしても、これって、まずいんじゃないか。「コピーキャット」のデバイスコピーのオプションには、第二第三のパーティションをきるような機能がついていないと、空き領域ができてしまう。こういうはめにならないためには、きっと、オリジナルHDを購入するときに、
いざという時のために全く同じデバイスを二個三個買っておけということか。ばかばかしいことではある。
後日談。
自宅とのあいだで携帯用のHDを持って往復しているのだが、これから数日をおかず、不調になった。こちらの方は毎日バックアップしていたので、あらかじめ用意していた別の携帯用HDに換装したのだが、トラブルは、続く時は続くのである。
ということで、不承不承ながら、一件落着。
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