昨日、友人が海外出張中で、帰りにダイレクトに成田経由で航空便をつかって、大分空港に入るので、別府から自宅(新神戸)までの帰りのJRの手配を頼めないかとメールしてきた。それで、いろいろやってみたのだが、めんどうなことがいっぱいあって、厄介であることがわかったので、この際、顛末も含めレポートしておきたい。
まず、友人は、J-Westの利用者だったので、海外の出張先からインターネットで何かトライをしたらしい。でも、ダメと言うことであった。わたしは、JR東海ExpressCardのユーザだったので、その経験から、電話でいけるとおもった。でも、厄介なことは、以下のような点である。
1:帰国して、別府にいくまで、私との接点はなく、切符の直接の受け渡しはできない。
2:友人のカード番号をつかって私が決済をする。
3:友人は、現地で何らかの方法で切符を手に入れなければならない。
それで、まず、JR西日本の切符予約センターに電話してみた。すると、予約はできるが、切符の受け取りができないという。彼らのルールとしては、発券はJR西日本となるので、JR九州の緑の窓口での受け取りはない、ということらしい。でも、親切なことに、別府の予約センターの電話番号を教えてくれた。
それで、別府に電話して、目的の列車の予約ができた。じゃ、カード決済ということになって、他人の名義での決済はできないという。私は男だけれど、友人は女、これがまずかったらしい。私は女だと主張したが、予約センターの受付担当者は、認めてくれなかった。本人ではないことがわかった以上、決済はできないという。
上司を呼べといなおったり、私は女ですとか、会社の秘書です上司のためにお願い、とか、いろいろとお願いをしたが、結局、担当者は、頑として認めてくれない。JR九州さん、社員教育!、大したものです!!!
さらに、じゃ、どうすればいい、といったら、発券当日の3日前までなら待ちますので、本人から確認の電話とクレジット番号をを伝えてほしいという。そうすると、問題なくできるという。いやいや、たいしたものです。
でも、まってほしい。確かに、ご時世だからクレジットカードをめぐるトラブルは存在する。担当者の応対は正しいといえば正しい。しかし、他に提案はなかったのだろうか。
たとえば、カード決済は、私のカードでさせて、友人のカードのクレジットカードで受け取りさせる。それができればこの問題はクリアできたはずだ。でも、それよりまえに、JR各社間の障壁は何とかならないかというのが気になる。
JRが一社であったとき電話予約やインターネット予約があったとは思えないが、全国を通じたサービスが当然あったはずである。それが、切符の受け取りが、手配する会社と受け取る会社が違うと、できないなど、分社の結果できなくなるというのは、どんな、合理的理由があるのか。そもそも、図体が大きくなってサービス精神が失せてしまって非能率化し、解体の憂き目にあったのが旧国鉄である。分社した各社がそれぞれに障壁を作ってしまっては、結局大国鉄が小国鉄になっただけではないのか。
インターネットの時代である。ネットワーク上の決済が可能である。発券システムも当然、ネットワーク化されている。実際の発券と決済とを分離することなど簡単なことではないか。
ついでながら、今回、JR西日本とJR九州のウェブページをいろいろと触ってみたが、なにしろ使いにくい。わかりにくい。これは、JR東海であれ、JR東日本であれ、おそらくあまり違いがないのではないか?これらの会社の領域が決まったのは、あくまでも会社の都合(政府の都合)であって、ユーザの都合ではない。それぞれが、独立国となったのでは、いかんでしょ!!!ユーザは、線路や列車がつながっているんだから、また、連絡しているんだから、一体のものとしてのサービスを望んでいるんでしょ!!!地域分社の意味が、わかってるのだろうか。都市部の並行営業路線を持つ競合私鉄とはちがうのだ!!!
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