2010-10-14

楽天カードの利用者名

社長が社内共通語は英語と宣言したところで、たかが、そこが、知れているというはなし。

楽天カードの登録は、姓名をカタカナ入力すると、自動変換してローマ字にするのがサービスだと思っているらしく、日本姓を英字には、簡単には自動変換はできないという想像力は働かないらしい。それにもかかわらず、おせっかいにも自動変換ですましてくれる。自動生成したスペルを、確認のところで、自分で修正することになっている。まあ、ここで見逃した私が悪いといえば悪いのだが、それだったら、カタカナで入力させずに、最初からローマ字入力させればいいのだ。本人が見逃す可能性を減らせるだろう。

両方を記入させる。あるいは、片方が未記入であれば補填する、もしくは、未記入のままというのが、正しい方法なのではないか。きっと、クレームによって、二度手間になる人件費や郵送費には気にならないリッチな会社なのだろう。あるいは、そんなことは気にしないという傲慢な会社なのだろうか。

具体的には、こういうことだ。私の姓の読みは「**とう」だが、「o(英字オー)」は英語発音では「オウ」と聞こえるから、これまで、ローマ字表記は「**to」としてきた。ところが、楽天カードは自動変換して「**tou」としてしまうのだ。
日本の姓の英字オーソグラフィー(正字法)は何も決まっていないはずだから、まずは、本人がどのように自分の表記をしてもよいはずである。
このシステムの担当者は、ましてや、日本語カタカナで「クラーク」だからといって、英米人の姓を「Kuraku」とでもしたら、申し込みした人は怒るだろう、あるいは、それは、とんでもない間違いであると言うことは想像ができないらしい。「クラーク」氏のスペルには、「Clark」「Clarke」「Clerk」など、さまざまなバリエーションがあるはずだ。それぞれの由来は知らないが、それぞれのスペルは意味があるのだ。
日本の漢字の姓でも「斉藤」さんと「斎藤」さん、「齋藤」さん、「齊藤」さんはちがうはずである。同じ漢字に統一したら、当然のようにクレームが来るだろう。

こうしたことを判別できないようなシステムを構築している社のオーナー社長が社内共通語は英語と言うわけのわからないことをいっても、格好だけのことだということは、ありそうなことではある。まあ、がんばってください!

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