今日、栄の丸善でParkerのインジニュイティを手に取ってみた。従来で言えば、中字と細字の2種、また、インクの色は黒と青なのだが、がっかりしたことがいくつかある。まずは、中字と細字にほとんど違いがないこと、力を入れると文字線の違いが見えるが、あまりない。
また、インクカートリッジ(リフィル)はペン先と一体で、文字の太さを自由に換えることができるというメリットがあるのだが、両者の違いがあまりない。書き心地も、サインペンのようだった。万年筆のようなメリハリがない。
最もがっかりしたのは、ウェブで600メートルのインクの量とあったので、店員に、感覚がわからないから文字数で言うとどのくらいかと聞いたら、400字詰めの原稿用紙で40枚だという。う〜ん、多いのか少ないのかわからないが、リフィルの交換で1000円かかると言うことなので、これは、自分の道具ではないということがわかった。デザインは気に入っているが、機能がいまいちだ。
Parkerは何を狙ったのだろうか。新機軸のインクシステムで万年筆を駆逐することをねらったのか、それとも、やっぱり万年筆がいいよねと言うことなのか。おそらく、老舗Parkerは自分の元の商品を乗り越える商品をつくり出せなかったというサンプルだろう。だって、ウェブページで、この商品にたどり着くのは難しい。表に出していないのだ。これが、何よりの証拠だろう。
まあ、私は、Parkerは意欲がないなと言うことがよくわかった。わたしが、もしこの商品を購入するとすれば、多分、その境目は、文字の太さと、リフィルの寿命の長さだろうが、残念ながら、いずれも、いまいちだった。
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