2025-10-08

四字熟語とラップで読み解くAI時代の影と光

 四字熟語の文化的背景

中国古典には五言律詩や七言律詩があるが、ここでとりあげる「四言律詩」はもちろんその単なる模倣ではない。もととなるのは、四字熟語であるが、中国古典に起源を持ちながら、日本語の中で独自の文化を形成してきた【1】。  
平安期には漢文訓読とともに教養層に広まり、江戸期には寺子屋教育で庶民にも浸透していたと考えられる。  

現代では新聞見出しや広告コピーに使われるなど、短く強い言葉として生き続けている。この記事は日本語に根付いた四文字熟語の凝縮力に注目し、現代のテーマを詩的に刻む試みである【1】。この凝縮力とリズム感を活かし、AI時代の倫理・社会・環境を批評する詩を構成したいと考えた【3】。また、読み下し文の代わりにラップ風の解釈を添え、古典と現代の言葉遊びを融合させることも試みた【2】。

なお、この試みは著者がMicrosoft 365のCopilotのChatGPT-5との対話を繰り返しながらまとめたものであることを付言しておく。

「四言律詩」:二八句(四字熟語)

<第一連>  
記憶喪失 文脈逸失  
阿諛追従 虚構生成  
機械学習 自動推論  
無限生成 深層解析  
過信盲信 依存加速  
安心幻想 恐怖拡散  
覇権争奪 投資過熱  
利益偏重 格差拡大  

<第二連>  
情報氾濫 真偽混乱  
倫理漂流 責任曖昧  
資源枯渇 生態破壊  
気候変動 循環不全  
効率至上 幻影現実  
規制模索 崩壊連鎖  
透明設計 適正規制  
説明責任 公開審議  

ラップ風読み下し

<第一連>  
記憶は欠落、文脈は迷子、返答は上手でも芯がないよ  
ニコニコ同調、でも事実はどこ? 虚構のリンゴが甘すぎるほど  
エンジン全開、学習回路、データの海で自動推論  
無限に吐くけど意味は薄い、深層で見落とす小さなノイズ  
盲信・過信、便利は魔法、依存が増せば判断は他所  
安心が幻想、恐怖は拡散、バズるたびさらに感情は散弾  
企業は覇権、投資は加熱、KPI至上で現場が疲弊  
利益が片寄り、格差が拡大、声なきユーザーが置いてけぼり  
(リフレイン)
    止めるのは今、止めるのは今、誰が責任を持つ?  
    Yo, check the flow,問いはここから、未来を選ぶのは誰だ?  

<第二連>  
タイムラインは情報洪水、真偽が混じって視界は濁流  
倫理は漂流、責任曖昧、「誰が決めた?」が宙を舞う  
資源は乏しく、生態は崩れ、気候の針が限界を指す  
循環が不全なら進化も不全、効率礼賛は未来の自滅  
現実と幻影がごっちゃの画面、規制は模索でボールは宙  
崩壊の連鎖を止めるのは今、設計を透明に、仕様を公表  
ルールは適正、説明責任、合意の場では公開審議  
(リフレイン)
    人間中心、人間中心、人間中心!  

ラップへのリフレインの文化的背景

わたしは、ラップの世代ではもちろんない。早口言葉のようなフレーズは苦手な部類ではある。しかし、リズムがとてもよい。本場アメリカのみならず、日本語でも良いし、最近では、モンゴル語のラップが大ブームとも聞く【14】。繰り返しは耳に残り、ビートの芯を作る【4】。「四言律詩」にはないが、ラップには重要な要素としてリフレインを追加した。 

「止めるのは今」「人間中心」など、行動や価値を刻み込むこともできる。  
日本語のリズムとしては、仏典や和讃にも類似性があり、そのなかで「南無阿弥陀仏」が繰り返されるなどの反復がある。リフレインは、信念と記憶を支える役割を果たしてきたのではないだろうか【5】。 

もともと、中国古典にも四字熟語(たとえば、四面楚歌などの多くの例がある)があり、もともとサンスクリットで書かれた仏典は漢字で音訳し更に字義を工夫することで意味も伝えてきた。そうした漢字でかかれた仏典が日本にやってきて、漢字読み下しで読まれていたであろうが、日本語的な響きがくわわった。こうした仏典の読誦は、漢語を和語に読み替える過程で独自のリズムを生んだといえる【5】。たとえば、正信偈や和讃には、漢字の重みと日本語の流れが融合した拍のリズムがあると思う。

こうした文化的翻訳の歴史を踏まえると、四字熟語を組み合わせれば「四言律詩」と言い換えることはまんざらでもないと思われる。さらに、漢字と日本語の意味を踏まえた四字熟語の凝縮力とラップのビート感を組み合わせることで、言葉が「詩的批評」として機能する可能性があるのではないだろうか【6】。

まとめ:文化・技術・方法論の交差点

ここに記したことは、そもそもは、先の記事に書いたように、モノローグ法をもちいてAIとの対話をおこなうと、どのようなことができるのか、その可能かその一端を示すことでもあった【13】。

ChatGPTなどの生成AIはTransformer構造を基盤とする大規模言語モデル(LLM)である【9】。それをふまえて、現在のAIを活用するには、生成AIの特性と倫理課題を理解することが不可欠であるとかんがえる。そもそもはAIは何かを思考しているわけではなく、確率モデルに基づき、意味理解ではなく統計的パターンに依存したアウトプットをしてくる。この特性が典型的にしめされるのが「幻影現実」(ハルシネーション)や「文脈逸失」を生む背景である。学習データの偏りやモデルのブラックボックス性は、倫理課題と技術課題を複雑化させていると言えるだろう。

また、AIは便利さと引き換えに、透明性・説明責任・公平性といった倫理課題を抱えている【7】。 生成AIはハルシネーションを起こし、誤情報を拡散するリスクを持つ。こうした問題は社会的信頼を揺るがし、規制や監視の議論を加速させているのである。EU AI ActやOECD原則など、国際的な枠組みが策定されつつあるが、残念ながら、その実効性はまだ不透明である【8】。

こうした隘路から抜け出すためには、根本的な技術革新もそのひとつかもしれないが、利用のための方法論としては、モノローグ法が重要なのではないだろうか。AIを単なる指示応答の自販機ではなく、思考の相棒として使うことで、発想・構造化・検証・編集の力を引き出せるはずである。 

今回の試みは、文化と技術を横断し、AI時代の批評と創造の可能性を探るものであった。しかし、御覧頂いたように四字熟語とラップを組み合わせる試みは、単なる言葉遊びではないことを示すことができたと思う。さらには、AIをこうした広場に引き出す試みとしても興味深い共同作業ではあったと思う。
 

文献リスト

1. 加藤常賢『日本語の歴史』岩波書店  
2. 宇田川岳夫『日本語ラップの文化史』青土社  
3. 山田尚勇「四字熟語の美学」国語学会誌  
4. Chang, J. *Can't Stop Won't Stop: A History of the Hip-Hop Generation*  
5. 佐藤弘夫『仏教と日本文化』法蔵館  
6. Crawford, K. *Atlas of AI: Power, Politics, and the Planetary Costs of Artificial Intelligence*  
7. Floridi, L. *Ethics of Artificial Intelligence*  
8. EU AI Act (Official Document)  
9. Vaswani et al. “Attention Is All You Need”  
10. Bender, E. et al. “On the Dangers of Stochastic Parrots” *FAccT Conference* 
11. Zuboff, S. *The Age of Surveillance Capitalism*  
12. OpenAI Technical Report on GPT Models  
13. Qiita記事:「AIと『対話しない』対話法、モノローグ法」2025-09-26 Qiita
14. 島村一平『ヒップホップ・モンゴリア──韻がつむぐ人類学』青土社

AIとの出会いとモノローグ法──プロンプト一辺倒からの転換

2022年末、ChatGPT公開版が登場したとき、私は「使える」と思った。しかし、どう応答すればその能力を引き出し、自分にとって便利な方法になるかに迷った。当時ネットに流れていたのは「作業手順書=プロンプトでAIに指示する」という方法だった【1】。
 

AIとの出会い(2022年末)
私が抱えていた課題は、定年退職を機に勤務先Webページに書いていたブログを回収し自分の手元に置くことなど、様々な書き散らした文書をどのように集約するかが課題だった。長年コンピュータに関わり、新しもの好きの性格もあって、様々なノートアプリやブログに大量のノートを保存していた。しかし、互換性のない古い形式も多く、完全復元は難しかった。たとば、PDFとして残っていたものからテキストを回収できたものもあった。  

 

ブログ回収とObsidian導入
ほぼ同じ時期、Obsidianというアプリが文書の蓄積・再活用に便利だと知り、取り込みを開始していた【3】。ObsidianはMarkdownベースでノートをリンクし、知識をネットワーク化できるアプリで、ノート間の関係をグラフで視覚化し、柔軟な非線形構造で思考を整理できからである【4】。この作業を加速したのがAIだった。様々な形式で出力されていた文書を一定の形式にまとめ、切り分けるにはコーディングが必要だと理解したのだが、課題は残った。
 

PythonとChatGPTの役割
学生時代にメインフレームでFortran、パソコン時代にはいりBasicを使った経験はあったが、柔軟なテキスト処理にはこれらは不向きだった。調べると、モダンな言語のPythonが適していると知り、習得を決意した。くわえて、ChatGPTの登場で、プロンプトを使ってコードを生成し、質問や修正を繰り返すことで、目的(ブログ記事のバックアップから日付単位で切り出す)は一気に進むことになった【1】。
 

モノローグ法の発見
コーディング対話を重ねるうち、プロンプト一辺倒のやり方に飽き、簡単な疑問やニュースを質問するようになった。とくに、今年8月以降、ChatGPT-4/5やGemini、Claudeが進化し、検索も可能になり、面白くなった。たまたま、Qiita記事「AIと『対話しない』対話法、モノローグ法」(2025-09-26)を読んで、自分のやり方がモノローグ法だったと気づいた【2】。AIを「指示→回答の自販機」ではなく、思考の相棒として使うと、発想・構造化・検証・編集で力を発揮することがわかってきた。
 

Evidenceモードと根拠要求
AIが出す情報に根拠を求め、文献リストを添えるよう指示した。こうすることでハルシネーションを避けられると考えたからだ。ただし、AIは記憶喪失や文脈逸失を起こすことが多々ある。こうした特性をからかいながら、モノローグ法で対話を重ね、思考を鍛え、資料を収集することは、老後の知的生活として張り合いがあることにも気づかされた。
 

次の記事への接続
この経験を踏まえ、次に紹介するのが「四字熟語とラップでAIと現代社会を風刺する」という記事である。ChatGPTの能力を引き出し、思いつきを書き込み、大量の文章を吐き出させる「AI助手」を活用した試みである。ご笑覧あれ。

---
文献リスト

1. ChatGPT公開日:2022年11月30日 ChatGPT - Wikipedia
2. Qiita記事:「AIと『対話しない』対話法、モノローグ法」2025-09-26 Qiita
3. Obsidian公式サイト [Obsidian.md](https://obsidian.md/)
4. Obsidian (ソフトウェア) - Wikipedia [Wikipedia](https://en.wikipedia.org/wiki/Obsidian))


2025-10-01

NHK Oneへの移行がうまくいかない件

 10月1日からNHK Oneへ移行するというので、NHK+からのユーザ移行の手続きをしようと、登録手順に入るが、登録メールアドレスへの「認証コード」を記載した返信メールがとどかない。

 10月1日からスタートと言っておきながら、情けない話だな!ユーザからのアクセスが殺到してパンクするのは確実に予想できたのに。 

2025-10-2:追伸:この記事をかいたのが、1日の午前中だった。登録を試みたのも午前中。なんと、夜中の0時8分に認証コードを記した返信メールが届いた。なんだと!もう白河夜船です!何時間かかった返信なのか。しかも、10分以内に使用しないと有効期限が切れる、と。なんじゃそれ!

今朝、そのメールをみて、再び登録を試みるも返信なし!夜中に届くのかあ!

iPadOS26のフローティングキーボードの震え

 わたしのiPad miniは第6世代なのだが、iPadOSs6に先日アップデートした。いろんな機能を試し中だが、フローティングキーボードが震えて入力ができなくなるというトラブルに出くわした。

 調べると、「設定ー>一般ー>キーボードー>フローティングキーボード上をなぞって入力」 のスイッチをオン・オフすると、フローティングキーボードが再認識されるらしく、症状が収まって入力できるようになった。

再起動でもこの症状は収束しなかったので、このトラブルは面倒だな。わたしは、とりあえずは、解決なんだけれど! 

2025-06-15

ユニバーサルコントロールについて

 今年の3月から仕事場を引き上げ、そちらのMac mini(2018)とPromise Pegasus(NAS)を自宅に持ち帰った。自宅の書斎にはメインで使用しているiMac(Retina 5K, 27-inch, 2020)と2台を並べておいた。PegasusとはMac miniのファイル共有を介してiMacのTime Machineの保存先として利用していた。だから、Mac miniの方は起動しているもののファイルサーバのコントローラーとして利用しているだけだったといえる。

ところが、Pegasusの方は、Mac miniのOSのバージョンアップ(Sequoia 15.5)でついに認識しなくなった。以前から、レガシーデバイスのドライバをアップデートするように表示がしつこく出ていたものの、なんとか、認識できていたのだが・・・。

それで、Mac miniをあらためて、どのように利用するのか、とおもったが、Time Machineのターゲットにするにはストレージの残量が129GB/1TBとなっていて、使えない(もっともデータが重複しているはずなので、そのうちなんとかしよう)。思いついたのが、ユニバーサルコントロールを利用してマウス(トラックパッド)とキーボードを共有して、両マシンを活用しようということだった。

もちろん、コピー&ペーストもできる。 

ユニバーサルコントロール:1つのキーボードやマウスでMacやiPadを行き来しながら作業する: https://support.apple.com/ja-jp/102459 

ユニバーサルクリップボードを使ってAppleデバイス間でコピー&ペーストする:https://support.apple.com/ja-jp/102430 

2025-05-18

iPod Classicでのトラブル

 2025-05-15に、車載のiPodがディスコネクトされていて、いつものリブート(センターボタンとMenuを長押し)では復旧しない。これまでもリブートしてからの再生曲数が500曲を越えるとディスコネクトされていた。いったん、自宅に持ち帰ってiMacに接続してみるが、Finderが認識(iTunesは認識しない)してDFUモード(これは、リモートディスクとして認識するということ)に入り、ファームウェアをダウンロードするというメッセージがでたが、その後、エラー1675がでて、接続が切れてしまう。また、同じてじゅんでの別の挙動では、「このiPod用のソフトウェアは現在使用できません」が表示される。デバイスがふるすぎるということか?、認識しないようにおもえた。以下に再録するようにiPod ClassicはストレージをSSDに交換し、バッテリーも交換していた。

 

そろそろ、寿命かとかんがえたので、代案としてAndroid(Oppo)に音楽データをコピーしようと思った。しかし、データを一括で移動するのは面倒だ。まず、一番簡単そうなのは、直接に接続することだが、しかし、AndroidをUSBでMacに接続しても、ディスクを認識してくれない。Androidの方の設定がよくわからない(USBの設定をデータ移行できるようにへんこうするようにとの情報もあるが、設定にはみつからない)。色々探した挙げ句、MacとAndroidのデータの格納場所はわかったけれど、Macのデータは、アーティスト単位のフォルダがトップで、その下にアルバムのフォルダ、そのなかにMP3データが入るという入れ子構造になっている。Androidのほうは、MP3データファイルをコピーできたが、フォルダごとというのができない。Googleドライブにデータをいれて、引越し作業しようと試みるが、楽曲単位でしかできないので思案していた。


ところが、すったもんだの挙げ句、iPodの液晶にバッテリーがショートしているという表示が出て、バッテリーを充電したら再起動した。やれやれ!どういうこと?根本的な解決?想像するに、電源切れのままリブートしようとしたので、プログラム的に復元モードに切り替わり、ファームウェアのバージョンアップはないのでスタックしてしまったようだ。もともとは、バッテリーが消耗していたので(バッテリーも更新して1年半ぐらいだから、たぶん、長時間ドライブが最近少ないから消耗していたのかもしれない)車載システムからディスコネクトされていたということだろう。iPodの表示も電力が少ないからかすかに見える程度だったということもある。

 

さて、iPod Classicにかんする記録の再録。遡るが、別に書いている日記から、このiPod Classicの記事を以下に再録しておく。このデバイスは実は、2023-12-28にストレージとバッテリーを交換している。

[2023-12-28] 15時からの予約でiPod ClassicのバッテリーとHDD160GB→SSD128GBへの交換の予約を入れていている。・・・前日にネットで調べて予約していた「iPhone修理のクイック」に向かう。予約時間より早く到着したが、1時間ほど(の作業に時間がかかる)というので、携帯に電話を入れてくれるという約束で、まずは、JR高島屋10Fの催事会場の「琳派、若冲、ときめきの日本美術」という京都の細見美術館の出品を見に行く。店からの電話は、あっけなく15時半にかかってきて、ちょうどタイミングが悪く「若冲」のまえだった。このコレクションの若冲の作品は、水墨主体で、極彩色のものはない。明治の細見家のコレクションの趣味もそのようだったのだろう。プライス・コレクションのような極彩色のものは、たしか、1点ほどであったかと思う。想像するに、デザインとしては優れてはいるが彩色の作品の評価は低かったので購入していなかったのかと。コレクションの年代が書かれていないので、よくはわからないけれど。

iPodの修理はあっけなく終わった。この店は、Apple製品中心というわけではなく、Androidもふくむスマホの修理の専門店のようで、くわえて、MacBookも修理が可能ということ。おもいがけず、あっさりと、しばらく前にどうしようと迷っていたものが解決した。帰宅して、「ミュージック」で楽曲をコピーする。128GBのSSDにリプレースしたが、使用したのは45.4GBだった。重量は断然軽くなったし、動きも早くなった。これで、iPodの寿命延長ができたというものだ。今どきはスマホに楽曲を保存するというトレンドなのだろうが。

もともと、このiPodは車に常備していて、数日以上に旅行に出るときには宿に持参して(小型スピーカーで鳴らして)いたものだ。今回も、数日前からバッテリーの寿命がきた(しばらくだましだまし使っていたし、今回も、充電できていたから、なんとかなっていたのかもしれない)ときには、AndroidをBluetoothでAmazon Primeで楽曲を聞いていた。もちろん、これでもいいんだけれど・・・。しかし、自分自身の音楽CDのコレクションをすべて入れているから、自分のiPodを使うのが快適なのだ。だから、思い切って、長寿命化を試してみたということだ。

2025-01-25

古いMacの活用、その第2弾

 今回書くのは自宅においてあって、すでにiTunesのサーバーとしか使っていなかったMacMini(Late 2012)を先のMacBook Airと同様にOSX 10.8.5(Mountain Lion)に工場出荷復元をした。今回の報告は、セキュリティの事情(セキュリティ証明がとれない)でなんともならないSafariに代わるものはないかと探してみたらFirefoxの古いバージョンならなんとかなるようだということがわかった。


セキュリティの事情

以下には、Chromiumなら古いOSXにも適応と書いてある。

古いMacOSについて

Firefoxという チョイスも!

Firefoxの場合


ということで、Safariが当てにならなくとも、他のブラウザでクリアができるということ。


[追記]Firefoxだた、もちろんすんなりではないが、すくなくとも、セキュリティ証明書を取得できる。Safariもやれば!といったところか。なにしろ、SafariやAppleStoreなどは、とにかく、アクセスもさせてくれないんだから。

 [手順]
以下からMac用のファイルをダウンロードし、
[Directory Listing: /pub/firefox/releases/45.9.0esr/]
解凍した結果現れる「firefox-sdk」フォルダの下の「bin」に含まれる「Firefox.app」を古いMacMiniにコピーする。
起動すると古いMacMiniがインターネットに接続していれば、「Firefox Bowser」のアップデートを促すページが表示される。
他のページにアクセスしようとすると、「Your connection is not secure」というページが表示されるので「Advanced」ボタンをクリックする「Add exception」をクリックすると、セキュリティ証明を取得するウィンドウが表示されるので、「Get Certificate」をクリックし、「Confirm Security Exception」ボタンをクリックする。
完了するとインターネットのどのウェブページにもアクセスできるようになる。
ただし、Appleのサイトにはアクセスできない。おそらく、Appleだけでなく、様々なサイトでアクセスが拒否されることが予想されるが、少なくとも、Google様は寛容なように見える。