2010-01-05

5号館のつぶやき : カモノハシとハリモグラはどうやって有袋類の出現をやり過ごしたか

水棲の有袋類がいないということで、カモノハシが生き残ったということだが、ハリモグラは、水棲のカモノハシから分岐したということで、うまく説明出来るという。うまい説明だ。
私も授業でよく使うロジック、つまり、爬虫類から単孔類、有袋類、そして、有胎盤類という進化のプロセスだが、それほど明確なのだろうか。説明が明快に使っているから、そのように述べているが、単なる仮説なんだろうな。とりあえず現存の(あるいは化石で見つかっている)生物からその系譜が復元出来ていることは留保すべきだと思うが。

この記事に、トラックバックしている「black」氏は勘違いしている。オーストラリアの「ポッサム」あるいは「オポッサム」は有袋類で、有胎盤類で言えば樹上のリスのような生態系で生息している。もし、オーストラリアでの記憶でがあれば、田舎道で道端で車によく引かれているのが、ハリモグラだったはずだ。かれらは、樹上に登らないし、人家近くに生息するとは思えない。鳴き声も、さて、どうだろう。聞いたことがないが。

5号館のつぶやき : カモノハシとハリモグラはどうやって有袋類の出現をやり過ごしたか:http://shinka3.exblog.jp/13208000/

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