大ざっぱに言うと放射線をホタルの光とするなら、放射能はホタルそのものだ。そしてホタルが発した光の量が「シーベルト」、ホタルが何匹いるかが「ベクレル」だ。浄水場の数値は水の中に放射線を放つホタルが何匹いるだろうかという話になる。一定量の放射線は体の組織にダメージを与えるが、人間の体には再生力がある。放射線の有無とは関係なく体には日々がん細胞が生まれているものの、大抵は自身の免疫力で退治している。人工的な放射線がなくても人間は毎日自然界から放射線を浴び、放射線以外にも人間の体は常にさまざまな脅威に直面しながら生きている。放射線を楽観視するのはよくないが、必要以上におびえるとメンタルによくない。放射線量が安全な範囲ならよく食べて、よく寝て、ストレスのたまるニュースはほどほどにして、好きなことをして気分転換もしつつ、心身ともに健康を維持できるようにしよう。
2011-03-31
いま知っておきたい放射線の話(第101回):加山 恵美「イマドキのネットコミュニケーション」
放射能の話が、ホタルとホタルの出す蛍光に例えられていて、一歩理解が進んだ気がする。後段の方は、楽観的すぎる見方かもしれないし、別の観点もあるかもしれないが、気持ちの持ちようを整理するにはいいかもしれない。でも、これは、やはり、現場で対応している人たちや現場近くに住む人達には、慰めにもならないかもしれない。
2011-03-26
Easter Bilby
イースターまで、ひと月を切った。ここキャンベラでもショッピングセンターには、卵とうさぎに溢れている。
そして、緑広がる街の中には、小さな野生うさぎがそこかしこに走っているのを見ることができる。ちょっと待って!野生うさぎはオーストラリア生まれではなく移入動物。もともと、オーストラリアにはいなかった。うさぎはかわいい動物かもしれないが、おかげで、ビルビーといううさぎに似た有袋類は絶滅危惧種にカテゴリーされている。
オーストラリアでは、イースターには、うさぎじゃなくてビルビーをシンボルにしようという運動があるようだ。
Easter Bilby
Wikipedia: Australian Bilby
http://en.wikipedia.org/wiki/Bilby
そして、緑広がる街の中には、小さな野生うさぎがそこかしこに走っているのを見ることができる。ちょっと待って!野生うさぎはオーストラリア生まれではなく移入動物。もともと、オーストラリアにはいなかった。うさぎはかわいい動物かもしれないが、おかげで、ビルビーといううさぎに似た有袋類は絶滅危惧種にカテゴリーされている。
オーストラリアでは、イースターには、うさぎじゃなくてビルビーをシンボルにしようという運動があるようだ。
Easter Bilby
Wikipedia: Australian Bilby
http://en.wikipedia.org/wiki/Bilby
2011-03-21
フライブルクから地球環境を考える~村上 敦のエコ・エッセイ~ - フライブルク環境ジャーナリスト村上敦
別件の用があって、日本の「エネルギー白書」(ぜひ読んでみてほしい)を読んでいるが、今となっては、なんと空虚であることか。日本の電力の原子力発電への異存率は30%弱、大きな数字ではあるのだが、そして、一方の温暖化ガス排出を減らすために原子力発電への異存を高めたいところであったであろうが、今回の巨大事故は、この国のエネルギー政策の転換を迫らずにはすまないだろう。
以下のブログは、この事故の補償金が、現時点ではほんのわずかな1200億円を上限とするものにすぎないことを指摘し、かつ、そもそも、最近は建設コストが格段に上昇しており、この段になって、原子力発電に依存することのコストがそろばんに乗るのかどうか、いっそうの議論が起きるよう問題提起している。
このブロガーの問題提起が広く議論されていくことを望むものだ。
フライブルクから地球環境を考える~村上 敦のエコ・エッセイ~ - フライブルク環境ジャーナリスト村上敦
以下のブログは、この事故の補償金が、現時点ではほんのわずかな1200億円を上限とするものにすぎないことを指摘し、かつ、そもそも、最近は建設コストが格段に上昇しており、この段になって、原子力発電に依存することのコストがそろばんに乗るのかどうか、いっそうの議論が起きるよう問題提起している。
このブロガーの問題提起が広く議論されていくことを望むものだ。
フライブルクから地球環境を考える~村上 敦のエコ・エッセイ~ - フライブルク環境ジャーナリスト村上敦
よみがえる「天譴論」~石原天罰発言の超克 | Kousyoublog
中国の本来の革命思想は、皇帝に版図を支配するに値しないほど徳を失われたとき、それは、自然災害や反乱が重なることを起因とするものだが、そうしたとき、天が王朝の交替を命ずるというもので、天罰てきめんは本来為政者側にたいするものであって、被支配者側が天罰を被る者ではなかった。むしろ、被支配者側にこうした状況を超克する者が現れて、次の王朝が勃興したのである。これを、儒教思想の中の易姓革命という。毛沢東はこれを翻案して「造反有理」と称したが、これは、いわば易姓革命の現代版思想ともいえよう。
Koushoublogによると、日本でも、古来は、天譴論のなかみは、天が為政者に対して与えた譴責としての災害であったというが、関東大震災の際に、天譴論は被支配者側に罰を与えるようすりかえが起きたという。石原都知事の天譴論が自らの都知事選への出馬の意向をつたえた記者会見の席上、述べられたことは、誠に印象的ではある。為政者の立場にある者が、自己弁護を通り越して大災害を天譴というのは、いささか度を超している。
このKoushoublogによると、こうした論は被災者だけではなく、一般庶民の復興への気持ちを萎えさせるという。そして、以下のように述べる。
このブロガーの別の発言も含めて、石原都知事の言動、行動などを見守っていかねばならないだろう。
よみがえる「天譴論」~石原天罰発言の超克 | Kousyoublog
王殺し、偽王(モック・キング)の戴冠と死 | Kousyoublog
Koushoublogによると、日本でも、古来は、天譴論のなかみは、天が為政者に対して与えた譴責としての災害であったというが、関東大震災の際に、天譴論は被支配者側に罰を与えるようすりかえが起きたという。石原都知事の天譴論が自らの都知事選への出馬の意向をつたえた記者会見の席上、述べられたことは、誠に印象的ではある。為政者の立場にある者が、自己弁護を通り越して大災害を天譴というのは、いささか度を超している。
このKoushoublogによると、こうした論は被災者だけではなく、一般庶民の復興への気持ちを萎えさせるという。そして、以下のように述べる。
今回の石原都知事の発言は本人が天罰だと思うのは勝手だが、それを都知事という公的な地位にある人が口にしたとき、被災者に対する冒涜という以上に、日本社会全体に広がる「無常観」的な災害観と強力にリンクしやすく、人に「諦め」を誘う。ひいては民間の活力を奪い、災害に立ち向かおうという積極的な意思を阻害してしまうという悪影響を及ぼしてしまいかねない、非常に危険な発言である。リーダーが決して口にしてはいけない最悪の言葉だ。
そして、上記の「天譴論」後の歴史を振り返ってみればわかるように、個人が前を向いて歩こうとする力が奪われた、まさにその時、この国は滅びたのである。歴史の失敗を繰り返してはならない。
奇しくも蓮舫大臣との会談と、その後の出馬会見がその発言の場となったわけだが、まさにこの天罰発言によって、次の都知事選挙は前進か停滞かという選択選挙であるという側面を強く象徴することになった。"石原慎太郎候補"は自らの発言で、「自らの意志で前進する都民の前に立ちはだかる壁」であることを選んだのである。
このブロガーの別の発言も含めて、石原都知事の言動、行動などを見守っていかねばならないだろう。
易姓革命:「天は己に成り代わって王朝に地上を治めさせるが、徳を失った現在の王朝に天が見切りをつけたとき、革命(天命を革(あらた)める)が起きるとされた。それを悟って、君主(天子、即ち天の子)が自ら位を譲るのを禅譲、武力によって追放されることを放伐といった。無論、神話の時代を除けば禅譲の事例は実力を背景とした形式的なものに過ぎない。」ウィキペディア:易姓革命:http://ja.wikipedia.org/wiki/易姓革命
よみがえる「天譴論」~石原天罰発言の超克 | Kousyoublog
王殺し、偽王(モック・キング)の戴冠と死 | Kousyoublog
2011-03-20
Blogger.ComのWYSWYGエディター
どうも、Safari5とBlogger.Comのウェブエディタの相性が悪いようだ。今書いているのは、Chrome10である。Firefox4でも問題なかった。
書き込み欄にクリックしても、タブで移動しても入らないし、既に書き込んでいる内容に追記しようにも、表示されない。
書き込み欄にクリックしても、タブで移動しても入らないし、既に書き込んでいる内容に追記しようにも、表示されない。
PostEverとRunKeeper、Foursquare
今日は日曜日。朝から曇り空で今にも降りそうな感じなのだが、傘を持って散歩に出ることにしよう。
最近、こうした散歩にも面白いお供ができた。いずれも、iPhoneのアプリ。ここは、わたし自身による紹介ということで、くわしくは、それぞれのウェブサイトなどで見てほしい。
まず、PostEverだが、これは、Evernoteに随時書き込んでいけるテキストベースのノートブックだが、時間も一緒に書き込むことができるので、さしずめ、自分宛のTwitterのようなもの、あるいは、ライフログの記録のためのノートのようなものだ。散歩に行くなら、こんな感じ。「さあ、出発だ」。しばらくいって、歩きながら考えついたら立ち止まって、「明日、持っていくもの、傘」なんてね。風景を見て一句、なんてのもいいだろう。
RunKeeperはGPSで自分の歩く道を記録してくれる。また歩くペースやアップダウンも同時記録だ。どのぐらいカロリー消費できたか、何キロ歩いたか、なんて記録してくれる。また、runkeeper.comにも記録を取っておいてくれる。FacebookやTwitterともウェブの方から、まずは、連携する。
目的の場所に着いたら、Foursquareを起動。その辺りのコーヒーショップなどを教えてくれて、「チェックイン」。これまた、FacebookやTwitterと連携してくれる。
ほかに、様々な写真アプリで写真をとってみたり、また、photoikkuなんてアプリは、写真を撮っておいてそこで一句を書いたりもできる。もちろん、iPhoneのiPodアプリで音楽を聴きながらというのもいいだろう。
仕事だけでなく、散歩にもiPhoneを!
Post Ever: http://itunes.apple.com/jp/app/post-ever/id422023962?mt=8
RunKeeper: http://itunes.apple.com/us/app/runkeeper-pro/id300235330?mt=8
Foursquare: http://itunes.apple.com/jp/app/foursquare/id306934924?mt=8
<追伸>
今日は、PocketWiFiの調子だったのか、あるいは、iPhoneの調子だったのか、しばらくGPSが使えなかったし、Post Everがポストを溜め込んでいた(まとめて、送信しようとしていた)。結果として、Post Everは送ってくれなかったようだ。これは、バグかもしれない。RunKeeperのほうは、強引に直線を引いて、実際に歩いた場所じゃなく移動先をつないでいってくれた。
最近、こうした散歩にも面白いお供ができた。いずれも、iPhoneのアプリ。ここは、わたし自身による紹介ということで、くわしくは、それぞれのウェブサイトなどで見てほしい。
まず、PostEverだが、これは、Evernoteに随時書き込んでいけるテキストベースのノートブックだが、時間も一緒に書き込むことができるので、さしずめ、自分宛のTwitterのようなもの、あるいは、ライフログの記録のためのノートのようなものだ。散歩に行くなら、こんな感じ。「さあ、出発だ」。しばらくいって、歩きながら考えついたら立ち止まって、「明日、持っていくもの、傘」なんてね。風景を見て一句、なんてのもいいだろう。
RunKeeperはGPSで自分の歩く道を記録してくれる。また歩くペースやアップダウンも同時記録だ。どのぐらいカロリー消費できたか、何キロ歩いたか、なんて記録してくれる。また、runkeeper.comにも記録を取っておいてくれる。FacebookやTwitterともウェブの方から、まずは、連携する。
目的の場所に着いたら、Foursquareを起動。その辺りのコーヒーショップなどを教えてくれて、「チェックイン」。これまた、FacebookやTwitterと連携してくれる。
ほかに、様々な写真アプリで写真をとってみたり、また、photoikkuなんてアプリは、写真を撮っておいてそこで一句を書いたりもできる。もちろん、iPhoneのiPodアプリで音楽を聴きながらというのもいいだろう。
仕事だけでなく、散歩にもiPhoneを!
Post Ever: http://itunes.apple.com/jp/app/post-ever/id422023962?mt=8
RunKeeper: http://itunes.apple.com/us/app/runkeeper-pro/id300235330?mt=8
Foursquare: http://itunes.apple.com/jp/app/foursquare/id306934924?mt=8
<追伸>
今日は、PocketWiFiの調子だったのか、あるいは、iPhoneの調子だったのか、しばらくGPSが使えなかったし、Post Everがポストを溜め込んでいた(まとめて、送信しようとしていた)。結果として、Post Everは送ってくれなかったようだ。これは、バグかもしれない。RunKeeperのほうは、強引に直線を引いて、実際に歩いた場所じゃなく移動先をつないでいってくれた。
2011-03-19
「退避すべきかとどまるべきか」放射線被ばくを深く心配されている方々へ(2011年3月17日午後時点の情報を踏まえて) - ガジェット通信
自分で判断する、というのは大原則だな!しかし、ガイドラインは明示されなければならないと思うのだが。過去の経験値、実験値などをあわせてガイドラインをしめすこと、これが必要なのではないか。政府は徳川の昔に返ったのか、「知らしむべからず、よらしむべし」を原則としているのか。
「退避すべきかとどまるべきか」放射線被ばくを深く心配されている方々へ(2011年3月17日午後時点の情報を踏まえて) - ガジェット通信
「退避すべきかとどまるべきか」放射線被ばくを深く心配されている方々へ(2011年3月17日午後時点の情報を踏まえて) - ガジェット通信
2011-03-18
イチローが大震災の義援金1億円 :日本経済新聞
イチローと同じ日に義援金の額を発表することになった銀行は、ばつが悪いな。かたや個人で1億円、かたやまとめて5億円。こうした義援金はもちろん、金額の多寡ではないのだけれど、でも、イチロー、さすが!民主党の一郎とか、その他、政治家はこうしたときには名前を出すのははばかられるから、きっと、こそっと義援金を出しているのだろうな。そう思いたいが。
イチローが大震災の義援金1億円 :日本経済新聞
イチローが大震災の義援金1億円 :日本経済新聞
2011-03-17
2011-03-16
iPhoneアプリ、Evernoteと連携するアイデアデジタル化ツール「Post Ever」をApp Storeで販売開始 - ZDNet Japan
Evernoteに書き込むことに特化したツール。結構便利だ。思いついたことや、記録を書いては保存しておくと、送信した時間とともにEvernoteに一日単位で記録していってくれる。テキストベースだが、これはとても便利だ。
iPhoneアプリ、Evernoteと連携するアイデアデジタル化ツール「Post Ever」をApp Storeで販売開始 - ZDNet Japan
iPhoneアプリ、Evernoteと連携するアイデアデジタル化ツール「Post Ever」をApp Storeで販売開始 - ZDNet Japan
2011-03-15
SCIENCE BLOG: Reactor incidents in Japan | AusSMC - Australian Science Media Centre
SCIENCE BLOG: Reactor incidents in Japan | AusSMC - Australian Science Media Centre: "This is not Chernobyl! Chernobyl was a fire, this reactor contains water which does not burn. There are also numerous other differences which make the comparison irrelevant. It is more like Three Mile Island 1979 where major core damage did occur due to loss of cooling, but no significant radioactive releases occurred."
Japan fears damage to reactor container - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)
オーストラリアのABCは、茨城での放射能レベルが、健康を害するほどのものではないがあがっている、とのTEPCOの発表を伝えている。
Japan fears damage to reactor container - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)
A spokesman for the country's nuclear safety agency said TEPCO had told it that radiation levels in Ibaraki, between Fukushima and Tokyo, had risen.
"The level does not pose heath risks," the spokesman said, without giving immediate details.
Japan fears damage to reactor container - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)
「安全なところにいるもの」の基本的なふるまいかたについて自戒をこめて
このたびの未曾有の災害に言葉もないが、内田さんの言葉には重みを感じる。
内田樹の研究室:未曾有の災害のときに:http://blog.tatsuru.com/2011/03/13_1020.php
「寛容」、「臨機応変」、「専門家への委託」を、被災の現場から遠く離れているものとして心がけたいと思っている。
これが、被災者に対して確実かつすみやかな支援が届くために有用かつ必須のことと私は信じている。
かつて被災者であったときに私はそう感じた。
内田樹の研究室:未曾有の災害のときに:http://blog.tatsuru.com/2011/03/13_1020.php
2011-03-01
NASの利用:その3:OSによってできない?
週末、NASにTimeMachineのディスクを仕掛けておいたiMacを電源をそのままにして、昨日朝、確認したら、ちゃんと一時間毎、バックアップがなされていることを確認。
これに味をしめて、もう一台。デスクには、デュアルモニタを仕掛けている古いG5(MacOS10.5.8)があって、これもTimeMachineを仕掛けようとしたが、OSのバージョンの問題なのか、NASのディスクがデスクトップ上にマウントされているにもかかわらず、そもそもTimeMachineの保存のためのディスクとして認識されないことがわかった。したがって、残念でした、ということ。がっかり。
これに味をしめて、もう一台。デスクには、デュアルモニタを仕掛けている古いG5(MacOS10.5.8)があって、これもTimeMachineを仕掛けようとしたが、OSのバージョンの問題なのか、NASのディスクがデスクトップ上にマウントされているにもかかわらず、そもそもTimeMachineの保存のためのディスクとして認識されないことがわかった。したがって、残念でした、ということ。がっかり。
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