2006-03-29

クリエイティブ・コモンズについて、ふたたび

一昨日(27日)、レッシグ教授の講演を聞きにいけなかったことを書いたのだが、彼のブログには、えらくレトロスペクティブなこと(彼のブログではこれを、「既視感」という)を書いている。いわく、

「1990年代の後半、わたしはサイバースペースについて話すため南米の国々を訪れていた。会議に次ぐ会議のたびに耳にしたのは、サイバースペースでのビジネスを始められるよう、政府がルールを決めてくれるのをいかに心待ちにしているかという話だった。そうした反応は、米国人であるわたしには奇妙に思えた。聞こうとする人には説明した通り、米国のビジネスは政府がルールを「明確に」してくれるのを待ちはしなかった。政府の支持などなく、ただサイバースペースでのビジネスを進めただけだ。」

それに対して、今回の日本ツアーで、彼は、日本が進んでいてアメリカが南米のような位置づけになっていると感じたと言っている。果たして、そうなのだろうか。日本では、個人情報保護法の動きもあって、次第に規制強化に進もうとしているのであって、あくまでもアメリカの後を追っているように見える。周回遅れだけれど、アメリカの先にいるにすぎないと思うのだけれど。

CNET Japan Blog: Lessing Blog(JP): ロスト・イン・レギュレーション:http://blog.japan.cnet.com/lessig/archives/002723.html

No comments: