2006-03-30

目からウロコ、オブジェクト指向

「オブジェクト指向」という言葉は、これまで素人には分かりにくかったが、今日、以下に引用しているLife is beautifulさんの文を読んで、実質的には理解できていないけれど、感覚的には腑に落ちた気がする。もっとも、文中の説明に使われた「日本語がオブジェクト指向的である」という部分については、これは、もう少し吟味する方がよいと思う。

私も、オーストラリアで仕事をすることがあり、現地の友人や知人その他と英語で話すたびに、英語で思考し会話することと日本語での会話との違いを感じる。しかし、いっぽうでは、単に自分がネイティブでないからではないかという気もしている。つまり、 英語がSVOの構造を持つからと、気張って、日本語的ではなくすべて語にするという意識で話をするように心がけるけれど、オーストラリア人同士の友人たちが話すのを聞いていると、文脈依存的に語をはしょり、指示代名詞盛りだくさんの会話をしていることにも気がつく。こうしたことができるのは、やはり、英語もオブジェクト指向的であるからなのではないか。つまり、皆まで話さなくとも通じているのである。

とすると、日本語がオブジェクト指向的と言うよりも、日本人の行動が文脈依存的、オブジェクト思考的だと言うことなのではないかと考えられる。英語話者たちもオブジェクト指向的なオペレーションが可能である場面では、そのように行動しているように見える。つまり、どのような場面でオブジェクト指向的な行動様式をとるかどうかの場の範囲が異なっているということなのではないかと思うのだが、どうだろうか。

Life is beautiful:日本語とオブジェクト指向http://satoshi.blogs.com/life/2004/09/post.html

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